一本釣り漁師になる為の漁業研修

02.17

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西から北寄りの冷たい風が吹き続けるこの季節、対馬の海は透明度が増し、海子丸が停泊している港も4メートル程ある海底が良く見える毎日です。
船と岸壁との行き来の際に下を見ると、年末に落としたアイフォンがこちらを見ています。
「おい拾ってくれよ、寒いよ」と言わんばかりに目にとまります。
失くして、必死に探して見つけたのは数日後で、(それも自分ではなく漁師仲間がもしやと思い、見つけたのでした。)泳ぐには寒いしそのままにしておりました。
数日前にやった思い立ち、長い竿にフックを付け、船から覗き込んで上手いこと取り上げました。と思いきや、後1メートルのところでスルスルと滑り落ち、今度は深い所へ、そして岩と岩の穴の中へ滑り込んだようで、全く見えなくなってしまいました。という事で、水温が上がり、泳ぐついでの時までお休みなさい。

前置きが長くなりました。本題。

昨年募集をしました、自分の船を持ち、オーナー釣り漁師になる為の研修制度、10名程の問い合わせがあり、実際に3名の方が、見学も含め対馬まで来られました。
うち1名(20代後半)は体験乗船を経た後、対馬市の面接を受け、去る12月、研修を開始しましたが、わずか15日程で挫折となりました。
12月という事でシケと寒い中、船酔いも続き気持ちは折れ、あっさりと挫折という結果でした。
短期研修の時に様々に話をしていたつもりでした。
私どもの従業員の養成でなく、独立する為の研修だという事。受け身ではなく、1年後には自分の腕と力で稼いで生きていく為の研修だというやる気、姿勢も感じられず、我々も厳しく接しました。早めの断念も良かったのかと思った次第でした。
又、漁業という仕事の他にも、地域での社会生活や人付き合いも仕事と同じくらい大切な事で、むしろそこが適応できるか否かが田舎暮らしが成功する大きな要素かなと思います。無理して生きていくのではなく、そんな生活を幸せと思えるかどうか。

つい先日も1名の若者が体験に来ました。漁業に興味を持ち、私のブログを見て共感し、伝ってきたと。あんまり適当な事も書けないと思った次第です。
とても素直で

気がきく好印象の青年でした。船上では強烈な船酔いでどうにもならなかったので、懲りたかと思いきや、又来たいという事。
上記のような先例も話し、よく考えて、又来るようであれば、今度はもう少し長い期間滞在して、その後の事を考えようと話しました。

7月頃には、対馬市が古い公営住宅を改修し、2部屋をIターン者向けの住宅として確保してれる予定です。

私自身、まったく余裕のある生活ではありませんが
この島に移住してこの春で17年、子供3人を授かりなんとか幸せに、豊かに暮らしております。

物事、生きる事の価値をどこに置くのか。幸せと思えるかどうかはそれ次第です。もちろん皆の健康と平和があったの事ですが。

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【海子丸 連絡先】
TEL:090-69126255
TEL&FAX:0920-86-3586
tsushima.kaikomaru@gmail.com
※漁に出ていて電話に出れない
場合は固定電話にご連絡ください





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