トラフグのニュースから考えました。

01.20

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4日間ブリ延縄に出漁して、今日は太刀打ち出来ない程の北西の風が吹いているのでお休みです。

釣果はワラサから大ぶりまで、日によって様々でした。

 

さて、東京湾では珍しい、トラフグが釣れているニュースが流れています。産卵もしている様子だとか。

ニュースの中で、そのトラフグを使用している近郊の飲食店の女将さんがコメントしていました。

「東京湾のトラフグはいかがですか?」

の問いに

「東京湾のトラフグも下関のトラフグにも,状態がよく美味しいフグもいればよくないフグもいる」

と女将さん。

その通り!だと思います。

魚種や季節で「美味しい魚の産地」は変わります。

ブリだって、夏に対馬で釣れるブリはさほど美味しいとは思いません。又、この最旬の時期でも、氷見のブリより旨い対馬のブリも『沢山』いるし、対馬のブリより旨い五島のブリもいます。全体的に、この時期は日本海側のブリが美味しいとは思いますが。

今日伝えたい事は、魚の「産地」について。

先程の女将さん、下関のトラフグとおっしゃってましたが、

海上(もちろん)で釣れる「下関のフグ」とはどの範囲でしょうか? この牛は「どこどこの牛舎、品種は何々」と違い

魚の場合、水揚げされた場所が「産地」となる事が多く、その魚が釣れた場所/海域とは違う事が多くあります。

下関のフグと称されるフグ。対馬の東側にも、萩(下関とみなしていいと思います。)や福岡のフグ縄漁船が多く見られます。大きな船団を組み、数人が乗り込み、数日海上で寝泊りしながら漁をして又地元に帰ります。大変な苦労でフグは釣られています!

そして、活かしたまま下関に水揚げして、

「下関産のフグ」となります。

下関産と称されるフグの何割位がそのように対馬や他の海域で釣られるフグかはわかりませんが、それが魚の産地。という事をご紹介しました。

又、私が釣るブリも、漁獲時に〆て上対馬から市場に出荷すれば、上対馬産の近海物として扱われますが、活かしたまま福岡まで運んで、そこで〆たら「地物」と評価され値が高くなる事が

多くあります。勿論セリの業者は上対馬産と認識されていると思いますが。

複雑な経路で、漁師から消費者に提供される魚。

安定して供給する為には、市場という機能は不可欠だと思います。大切だと思うのです。

漁協だって同じです。「要らない!」って言われる方いますけど、そうじゃないと思います。

漁師として、漁村に住んで、心から思います。

要らない事と、「変わらない事」は違います。悪いところは変えなければなりません。

未来はしぼみます。

 

ウルメイワシのめざし。丸ごと藻塩で作った塩水に漬け込み廻して乾かします。

隣では廻ってるので食べれないと仕方なく寄り添って昼寝の親子猫。

左(母猫・ミャーコ)。右(末っ子娘・タマ)。手前(タマの一年兄・オスだけどマリ)

 

 

 

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