マグロ資源

08.27


 

突然秋はやってきました。やはり北の方から。

昨日の朝方、(午前4時頃漁から帰ってきて寝てました)べた凪から一変して、北風の突風となりました。

海子丸なら転覆してしまうような風です。

夜は半袖では寒いくらいの涼しい風で、家の外では昼間でも鈴虫やコオロギ達が喜んで?鳴いています。

 

さて、昨日まで4日間ほどヨコワ(マグロの幼魚5~6キロ位)漁を行いました。

ここ5年ほどは全くの不漁で、ヨコワ釣りをする事はありませんでしたが、今年は大きな群れが対馬沿岸にやってきているようです。

 

私が行った漁はパラシュートアンカーで風と潮流に船を安定させ、電気で集魚して漁獲する漁ですが、他にも曳き縄や延縄があり、いずれにしても

今年は相当な漁獲量です。

 

マグロの資源量が叫ばれておりますが、黒潮が日本海に流れ込む対馬海域ではマグロの産卵も行われており、資源管理においても大変重要な海域である事は間違いありません。

300キロにも成長するマグロ。現在対馬で釣られている5キロ程のサイズは、昨年の春に生まれヨコワのようです。

クロマグロではまさに「幼魚」ですが、対馬漁民にとっては昔から大変重要な漁獲魚でした。

近年は養殖の為に1キロ程の更に小型のヨコワも漁獲されておりますが、時期によって多少異なるものの漁獲されるのは、ほぼこのサイズで、テレビで見るような100キロや200キロのマグロは漁獲されておりません。

 

狙わないのは狙っても釣れない、ほとんどいないからなんです。

 

そのマグロも昨年より水産庁の指導により漁獲制限が行われております。漁獲も登録制になり、地域ごと、一本釣りや巻き網でそれぞれ漁獲量が制限されました。

過去の実績などから対馬にも割り当て量があり、現在のペースで漁獲が進めばもうすぐ漁獲禁止になると思われます。

          

            もちろん浜中大騒ぎです!

 

一本釣りといっても、曳き縄→電気釣り→延縄。といった順に、一般に漁獲量や漁獲時期に差があります。

しかし、そこまでは細かく漁獲割り当てはありませんし、全部の漁をする漁師もいますし、曳き縄だけの漁師も多くいます。

当然浜の中でも軋轢が生まれます。

 

このヨコワ、11月頃には10キロ位まで成長します。イワシやイカ、特に脂ノリノリの餌であるキュウリエソを喰い込んでさらに美味しくなります。

 

それならば、「せめてその頃釣ればいいじゃないか!」と思いますよね。

 

しかし、その時期は巻き網による大量漁獲があり、魚価は暴落する事がほとんどなのです。現在の半値以下になる事も。

その頃ヨコワが対馬の海からいなくなったら。巻き網に巻かれてしまったらどうするの?

 

という事でいる時に、釣れるときに釣らないと・・・

 

 

規制に関する詳しい数字などは間違えがあるといけませんし、何しろ始まったばかりで、私たち漁師も漁協も把握していない事も多く控えますが

これから多くの問題が起こってきそうです。

 

浜(漁村や地域)やモラルでは解決できる問題ではありません。

国、行政は規制をするのであれば、隅々まで決まりを作り、提示する事が大切です。

科学的なデータを提示し、規制の先には毎年安定した資源量が保たれ、マグロの漁獲が行われるという事を現場でも示さなければ多くの漁民の理解を得る事は難しいと思います。規制は自分達の未来の為だと。

 

昨日は数年ぶりに6キロ程のヨコワを食べました。(釣れた中で一番丸いヨコワをしっかり血抜きして印しておきました)

やはりマグロです。トロの部分は真っ白でなんとも甘い脂でした。他の部分はまだまだ大したことないですが、これから美味しく成長してくれると思います。

 

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